縞を巡る、言葉の遍歴
おおきに、アイディーネットスタッフ澤野です。
朝晩、すでに秋の気配が漂いますね。
毎日、着物を触れ、織りなす文様について、発見があります。
今日は洋服にも見られる縞模様です。
英語では、縦縞も横縞も「ストライプ」と呼ぶそうです。
日本語です、江戸時代以前では、「筋」と呼ばれる
倭文(しずり)、綺(かんはた)、筋織り(すじおり)など、横縞文様の色柄が主流でした。
室町時代から江戸時代かけて、南蛮貿易によって縦縞の木綿が輸入されるようになると、縦縞の色柄が流行しました。
シンプルな造型美が、茶道のわびさびの世界観と溶け合って、名物裂の間道縞などが生まれたのでした。
「縞物」という言葉そのものが、舶来の織物をさす言葉でした。
今では縞の色柄の名前が一般的になりました。
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