☆袖に触れる縁☆
おおきに、アイディーネットスタッフ澤野です。
着物と日本語の関係が読み解くのが、最近好きです。
そこには、日本人の感性と歴史を再認識できるからです。
「お前」「あなた」「そなた」と、相手を示す言葉で、語感似ていても、自分と相手との関係や距離感が
ニュアンスに含まれています。
海外の方にとって、主語の豊富さは不思議なようで。
とくに着物に関係する言葉は、感情や人間関係を示す言い回しや諺が多いようです。
「袖にする」「袖にすがる」「振る・振られる」という言葉は、男女の恋愛感情から生まれた言葉です。
昔、女性がおおぴらに、自分の感情を表現ができない時代、女性は相手への好意を、袖の振り方で表現したのです。
「好意があるなら袖を左右に」、「拒絶なら袖を上下に」。
このあたりの、仕草の意味を知ると、歌舞伎はさらに楽しくなりますね。
アイディーネットでは、たくさん振袖がございますので、ぜひご覧くださいませ。
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