襲の色目
佐々木です。
毎週木曜日の終業後は着付けのお稽古日です!
スタッフ一同、楽しく厳しくお稽古をつけていただいてます。
今回、伊達衿を使った着付けに初チャレンジ、
昔振袖に使った伊達衿を引っ張り出して、
まずは伊達衿を着物の衿に縫い付けるところからのお稽古。
襟元にわずか5mm程しか覗かせない、
着物の小物の中でも、最も外に見せる範囲が狭いと思われる伊達衿、
出しすぎてもやぼったく、その微妙なさじ加減で、
仕上がりの美しさに差が出るという繊細な心配りを必要とする小物です。
振袖にはたいてい伊達衿を合わせるかと思いますが、
訪問着などでもより華やかに装いたい時には
伊達衿は、わずかな色で華やかさをアップできる優れものです。
衿元は自然と視線があつまる場所、
素敵な色合わせで伊達衿のオシャレも楽しみたいものです。
平安の時代には、衣装の襲の色目というものがあり、
季節や年齢などにより様々な色を取り合わせて美しく装ったとか、
色合わせの参考にはうってつけですよね。
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