着物のメンテナンス☆梅雨の湿気対策に☆
おおきに、アイディーネットスタッフ澤野です。
台風がすぎさっても、今週いっぱい雨が続くようです。
今年の梅雨明けは、かなり早く、沖縄は6月初旬には明けるそうです。
梅雨の季節。
着物は湿気を吸ったままですと、
絹は綿の1.3〜1.5倍の吸湿性がありますので、
生地が傷みやすく、カビが発生しやすい状態になります。
なので、カビを生やさないために、年に数回「虫干し」をして
メンテナンスを致します。
湿度の低い、7月・10月・1月・2月など適しており、
虫干しをする際には、着物を直接日光にあてないよう
陰干しにしてください。
一度も袖を通してないのに、縮んだという話をよく聞きます。
ちりめんなどの生地はシワになりくいのが長所ですが、
撚りの強く掛かった糸で織られた素材は
水分や湿気を含みますと、縮みやすい点がございます。
縮みにくいちりめん織などもございますが、
湿気が高いときには、しわがつきやすく、取れにくい傾向が
あります。
絹の素材の風合い・織りの特性をご理解いただきますと、
メンテナンスがしやすいかと存じます。
絹の魅力である、軽くて、高い保湿性、通気性のよさ、
体によりそうようなしなやかな弾力は、やはり天然繊維
ならではのよさでございます。
こまめに着ることが一番のメンテナンスなのかもしれません。
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