☆着物のお手入れ☆
毎日、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
8月も終わり、9月に入りましたが、
本当に残暑厳しく、秋が待ち遠しい今日この頃です。
昔は、「暑さ寒さも御彼岸まで・・・」などと申しましたが、
今年は違うような感じです。
大事なお着物。
最近、お手入れのご質問を多く頂戴いたします。
もし、お着物に異常がみられる場合には、
早目の、適切な処理をお勧めいたしております。
着用後すぐには、気ぜわしく気がつかない汚れやシミも、
後日ゆっくりと、あらためてお着物を見てみると、
意外や意外、汚れていることに気がつかれることが多いようです。
そのまま放っておくと、大変です。
特に「カビ汚れ」は、そのままにしておくと、
他のお着物にも影響を及ぼします。
食べこぼしや、汗ジミなども、
直ぐならとれる汚れも、
時間が経つことで落ちにくくなります。
そうなると、お直しが簡単なものまで困難になったり、
お直し代が高くつくこととなりかねません。
ご着衣後、お着物の点検時に何かございましたら、
お早目の対処をお勧めいたします。
当方でも、お直し等は承っておりますので、
気づかれたら、何なりとご相談、お申し付けくださいませ。
さて、お着物のお手入れ 「虫干し」は、年3回もその時期がございます。
7月下旬〜8月下旬 【土用干し】
10月下旬〜11月下旬 【虫干し】
1月下旬〜2月下旬 【寒干し】
風通しがよく、陽の当たらない所に
お着物を1枚ずつ裏返してきものハンガーに掛けてください。
たとう紙は日の陽のあたる場所においてによく干してください。
箪笥もしくは衣装ケース等は内側を掃除して風を通します。
「もっと簡単な方法は無いの?」と仰せの方は、
次の方法を試してくださいませ。
お着物は畳んだままで結構です。
たとうし紙をほどいて、風を通します。
これだけでも意外に効果ありです。
タンスの引出しを開けておくだけでも、湿気が抜けますので、
こちらも試してくださいませ。
どんな方法でも結構です。
大事なお着物、年に一回は虫干しをお勧めいたします。
さぁ、お洒落の秋がそこまで来ています。
わたくしどもでは、逸品物のお着物から、
大変重宝なお仕立て上りのお着物と、
新着商品を続々、ご紹介中でございます。
一度、ご覧いただければ幸いでございます。
カテゴリー:[ 塩見 ]